ノックバットは、その名の通りノック練習をする時に使うバットです。
通常のバットよりも長尺で、軽くて、細いというのが特徴です。
通常のバットを使えば良いのでは？と思う方もいらっしゃるかもしれません。
どうしてそのような違いがあるのでしょうか。
答えは簡単、「ノックはめちゃくちゃ疲れる」からなんです。
ノック練習は言わずもがな守備練習の要です。
ですが通常のバットでは何度も振っていると疲れてしまいます。
最初のうちはボールの上を叩いたり下を叩いたりと、転がし方に変化を持たせながら練習できていても、疲れてくると打球の精度が落ちてきます。
そうなると、練習の質が落ちてしまいますね。
加えてコーチやお父さんが練習の翌日に秘密の筋肉痛を抱えているなんてことも……。
そこで疲れないバットの登場です。
長ければ遠心力を使って力を入れずにボールを飛ばせます。
軽ければもちろん振りやすくなりますね。
細いと、ボールの打ち方を変えやすくなります。
商品によって異なりますが、長さと細さ、そして軽くするための内部に空洞があるなどの違和感から、慣れないと使いづらいとはよく言われています。
しかし使い慣れれば、間違いなくより練習効率を高めることができるアイテムです。
竹バット研究所のノックバットも「長く軽く細い」を意識しており、長さ91cm、重さ570g程度、太さ55mmのものを製作しています。
軽量化などのために楊木（やなぎ）を使いつつも、打球部をメイプル貼りにしているため、打感や音は良く、耐久性や反発力にも優れています。
ノック練習は、守備をする方も気合が入りますが、実は何よりも打ち手の「選手に上達してほしい！」という願いが込もったアツい練習です。
良い道具を選んで、楽しく効率的に行いたいですね。
