なぜダイトのボールは品質がいいのか?
ダイトベースボールのボールは、品質の高さに自信を持っています。
なぜ、ダイトの硬式球は品質が良いのか?
ボールのつくり方に秘密があります。
一般的に硬式球の製造工程は、各メーカーとも変わりません。
つくり方が同じ中で、どこで違いを出しているのか?
まず第1に、ダイトベースボールは、工程の中でも、「糸巻工程」に特にこだわり、他との品質の違いをつくります。
糸巻にこだわっているから、高品質な硬式野球ボールができると考えています。
糸巻の工程は各メーカーとも、太い毛糸と細い毛糸を2~3回巻きます。
ただ太い毛糸を2回しか巻いていないボールは強い衝撃を受けた時に、毛糸が崩れやすく、変形します。
そのようなコストを安く抑えた粗悪なボールを、昔は通信販売などでよく見かけました。
ダイトベースボールでは、変形しないように毛糸を密に固く巻くようにしています。
ボールの重量規格がありますので、密に巻きすぎると重量オーバーになってしまう難点があるのですが、ダイトでは長年の努力で問題を克服。
毛糸を軽くして密に巻く黄金比率のデータを確立しています。
そして、ダイトのボールづくりの工程で、もう1点のこだわり。
ボールの芯の最終の仕上げで、太い綿糸と細い綿糸を巻く工程があります。
近ごろのボールメーカーの多くはコスト削減のため、綿ではなくナイロンの糸を巻いているのですが、ダイトは綿糸にこだわります。
なぜか?
綿糸で巻いたボールは、バットに当たった衝撃でも伸びず、球の形を保とうとします。
一方で、ナイロン糸巻のボールは衝撃を受けると伸びてしまい、中身の毛糸が崩れて変形しやすくなります。
だから、ダイトはコストがかかっても、品質保持のために綿糸を使用するのです。
ダイトベースボールが高品質のボールづくりにこだわっていることが、わかっていただけたでしょうか?
実は、ダイトは長年のボールづくりでたくさんの失敗をしてきました。
失敗の中で「なぜ変形するのか?」「なぜ変化するのか?」など、「なぜ」の疑問を地道に解消することで、全国の高校野球関係者らに認められるボールを、つくることができるようになったのです。
良いボールをリーズナブルに。
これからも、ダイトは品質の高いボールづくりに努力してまいります。
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